コミュニケーションがうまくいかない人に向けて、質問をすることで人との関係が良くなったり悪くなったりするので解説したいと思います。
質問には聞かれた内容を否応なく考えさせてしまう力があります。
また質問は大きく四つに分けられます。
- 軽い質問
- 悪い質問
- 重い質問
- 良い質問
軽い質問
相手との関係を良くする質問 その人のことを知ろうとしたり、人間性を探ったり、距離を縮めようとする際にする質問 相手が答えやすい質問 話していて嬉しくなることを聞くのも軽い質問に当たります。
例:○○の調子はどうですか?などの挨拶のような質問
また軽い質問になりやすい話題として成功体験を聞くと良いです。
成功体験には3つの特徴があります。
- 答えやすい
- 話していて嬉しい
- 話し慣れている
成功体験にはその人を知るヒントがたくさんつまっています。
軽い質問は、重い質問、良い質問をするうえで不可欠な質問です。
軽い質問からまずはその人がどんな人なのか探っていきましょう。
悪い質問
相手との関係を悪化させる質問 相手との関係を悪化させたり、相手の気づき、行動、成長にもつながらない質問 質問された相手が不快になったり、悲しい気持ちになったり、ネガティブになる質問
悪い質問の特徴
- 相手との関係に配慮していない
- 無意味に相手のプライベートに立ち入る
- 否定形を使っている
- ネガティブな表現を質問の中に入れる
例:紳士服売り場で「あなたの借金はいくらですか?」と聞くのは場所を配慮していないので悪い質問です。
良好な関係ができていない相手に対して、結婚や恋愛、出産、家族関係について質問することは注意が必要です。
質問者の価値観や思い込みを押し付ける質問や相手を追い詰めたり、委縮させる質問は悪い質問です。
重い質問
答えたくはないけれど気づきや行動につながる質問 相手との関係を十分に構築してからここぞというタイミングで質問すると効果的
重い質問の特徴
- 目的が共有されている
- 他責から自責へと気づきを促す
重い質問ができる関係を構築できているのなら、プライベートなことも聞くことができます。
仕事をするうえでプライベートの問題が大きく影響するため、踏み込んで聞き仕事よりも優先的な問題を認識してもらう場合があるからです。
良い質問
答えたかったり、気づきがある質問
良い質問の特徴
- 5W1Hといった基本要素にまで掘り下げられた質問
- ほんとに手に入れたいものを聞く(want to ~)
- 仕事の大義を聞く質問
- 言葉の定義を聞く質問
- 反対の概念を聞く質問
- 当たり前と思っていることを疑う質問
- 立場を変えてみる質問
- 今と未来について聞く質問
- オープン・クエスチョン
良い質問をするためには相手の話を聞く姿勢が大切です。
相手の話に注意深く耳を傾けると同時に、言葉の背後にある思いや、本当に伝えたい心情に真剣に向き合うこと、そして相手にもフィードバックを伝え、気づきを深めていく積極的な姿勢。
流れに合わせてその場で質問を考える。なぜならあらかじめ用意した言葉や質問には熱や感情がこもらないので相手の心に響かないから。
まとめ
軽い質問で相手のことを知り良い質問の土台を作り、相手の話を聞き5w1hを意識した質問をしていくことで良好な人間関係が築けるのではないでしょうか。
ご参考になれば幸いです。
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